高山本線美濃太田驛

天夫羅蕎麦 410圓。


氣動車が走り去つたホームに獨り殘つた。蕎麦屋は寒いので窗を閉めてゐるが、營業してゐるやうである。
かつをの風味の效いた醤油味のつゆである。無人のホームに褐色の光彩を放つ如き印象を受けた。一方でその麺は、かしかしとした齒ざはりの不思議な味はひである。そして天夫羅が揚げ菓子のやうな風體であつて、丼鉢上に非常に危ふい均衡を生じさせてゐる。


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