このホームページは驛で蕎麦を喰ふ事を主眼としてゐるが、この場合「驛」とは鐵道のそれである。今囘は敢へてそれに反し、鐵道の走つてゐない沖縄のバスターミナル「構内賣店」で一万アクセス記念蕎麦を賞味する事にした。

那覇バスターミナル

蕎麦 400圓。


沖縄では蕎麦を「すば」と云ふ。バスの「すば」は、鐵道蕎麦に近い趣がある。乗務員諸氏の間に入つて、太く縮れた弾力ある平打ち麺を啜った。小麦粉で出来てゐるやうだが油の加減もあるだらう。つるつる入る。一方つゆはさつぱりした塩味であるが、豚系の複雑な香りがする。
素すばでも三枚肉と沖縄蒲鉾二切れが載る。藥味の紅生姜がエキゾチツクで良く合ふ。





本驛は例外なので、評價をチヤートに示す。左からつゆ、めん、聰合。青線が小生の理想で桃色が當驛の蕎麦。

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