麦蕎乃驛

このホームページのポリシーのひとつに、プラツトホーム上の蕎麦屋で賞味する事といふ項がある。今囘は敢へてそれに反し、サイト新装記念驛蕎麦を喰ふ爲に千葉驛の第二種蕎麦屋を訪れた。

総武本線千葉驛

コロツケ蕎麦 350圓。

中央改札の手前に新しい店構への万葉軒そば處がつゆの香りを振り撒いてゐた。その匂ひに誘はれて暖簾を潛ると、壁に幾つもの機關車のプレートが飾つてある。第二種とは云へ、鐵道蕎麦として市中の立喰ひそばと一線を畫す店内意匠である。
冷めた硬いコロツケを濃いつゆに浸しながら解して行くと、油と醤油味が口の中で美味くなつた。味覺的にも驛の蕎麦らしい味はひである。

本驛は例外なので、評價をチヤートに示す。左からつゆ、めん、聰合。青線が小生の理想で桃色が當驛の蕎麦。