口 上

 我々一般大衆にとつて蕎麦は親しみある喰ひ物である。氣輕に、氣取らず、然も安價に空腹を満たす点、正に國民食と云つても差支へ無いのでは或まいか。
又、小生は驛のプラツトホームで風に吹かれて喰ふ蕎麦に、座つて戴く蕎麦とは違つた興趣を覺える。然して小生は驛の蕎麦に無償の關心を寄せる事となつた。

店主敬白 





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驛のプラツトホーム上、又は同一平面にある蕎麦屋の出す蕎麦を賞味する事を主眼としてゐる。
一定の賞味法則を自己に課し、その獨斷により「甲」「乙」「丙」の三段階を用ゐて評價を試みる。又、驛にあつても此の外の場所にある蕎麦屋は構ひ切れないので味見しない事とした。




◆ 驛 蕎 麦 百 景
    新着蕎麦

(06月03日)

◆ 驛 蕎 麦 ソ シ オ ロ ヂ ー

(03月19日)

◆ 驛 蕎 麦 檢 定
    得點傾向掲示板

(02月02日)

◆ 人 氣 驛 蕎 麦 一 覧

(02月12日)

◆ 小 生 へ の 激 励

(07月15日)



= あ の 時 こ の 蕎 麦 =

東海道本線米原驛

よもぎ蕎麦 350圓。


驛で風に吹かれて佇んでゐると、付近の樹林の香りを感じた。そして蕎麦屋が薄暮の歩廊に灯りを燈して小生を待つてゐた。
よもぎ蕎麦は、麺に蓬を練りこんだものである。しかし蓬の香はしない。薄色のつゆに浮かんだ麺をすすると、かんすいつなぎの即席ラーメンの如き印象を覚ゑた。


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秩父鐵道熊谷驛

天夫羅蕎麦 350圓。


高架下で薄暗い高崎線の脇で、秩父鐵道の驛が忘れられたやうに日を浴びてゐた。歩廊では蕎麦屋がさつきから客待ち顔である。
暖簾を潛つて出された丼鉢が素燒きであつた。その感觸を樂しみながら、柔はらか過ぎるほどの麺を啜つた。
醤油味の濃い、しかし後味のさつぱりしたつゆに、厚めのかき揚げを沁み込ませて一氣に平らげる事が出來る。舞臺も味も、小道具に至るまで驛蕎麦らしい。その完成度の高さに感心した。

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    平成九年六月十九日開店
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